神奈川県川崎市でオーガニックフラワーを栽培している吉垣花園を舞台にしたドキュメンタリー映画が完成しました。
「未来へ届ける映像図書館 KiSANA LiNES」の映像作家である桐子さんによって制作された約1時間の映像作品です。
吉垣花園の歴史、オーガニックフラワー栽培の経緯や想い、農園の風景、吉垣家の日常生活など2年にわたって撮影されています。また、地域の子ども達が集まったり、音楽のイベントを開催したり、農園を花の生産だけではない場として生かしてきた活動も紹介されています。
他にも、吉垣花園のオーガニックフラワーに関わる人として、オーガニックフラワーショップわなびやの古庄佳苗さん、華道家の今林亜夫さん、Orgnic Flower Japanの大沢智香のインタビューも収録されています。
生産者、花屋、利用している消費者、それぞれの立場での経験や想いを語っています。
オーガニックフラワーは国内では、まだとても少ないのが現状です。
また、花の栽培方法や、花への考え方は、非常に多様で人それぞれですが、「オーガニックフラワーとは、どういうものなのか?」を理解する実例のひとつとして、ぜひ多くの方にご覧いただけたらと思います。
ダイジェスト版を以下のサイトでご覧いただけます。
ひとつぶのものがたり Piece02
「オーガニックの花が咲かせるしあわせのお話」
http://onepiecestory.com/#Piece02
本編は、今後、吉垣花園のイベントなどで上映されていく予定です。お楽しみに!
吉垣花園(よしがきはなえん)
昭和8年から80年以上続く花農家。現在は三代目の和也さんを中心に切り花や枝ものを生産。
2014年に大きな転機を迎えて、それまでの化学肥料や農薬を使用する一般的な栽培方法から、環境や人に負担の少ない花づくりに転向し、自然栽培や無農薬・無化学肥料栽培での花づくりを行っている。
花木や草花やハーブなど、多品種の季節の花を露地栽培しており、一般的な農業では害とされる虫や野生生物も含めた自然環境との共存を目指している。花の専業農家としては、非常に稀なオーガニックでの花栽培に取り組んでいる。
また、近隣の子どもたちを中心に始めた農地での自然体験などは、現在は全国各地からも迎え入れられるように拡充。花園体験プランや季節のイベント、貸切利用などもスタートして、様々な自然×人のつながりを作っている。農産物の生産販売だけではない、農家の新しいスタイルを試行、実現している。
吉垣花園 https://yoshigakihanaen.farm/
オーガニックフラワーショップわなびや
http://www.wanabiya.com/
「オーガニックの花が咲かせるしあわせのお話」
制作: KiSANA LiNES 桐子 https://kisanalines.com/
写真: 柿内未央 https://lit.link/kakiuchimio
挿入歌「空よ」作曲: 新屋賀子
https://pianoheart.jimdofree.com/