オーガニックな花屋さんの母の日 2020

今年の母の日は5月10日(日)です。
今年は、新型コロナウィルスの影響で、3月からイベント中止などで花卉の需要が大幅に減少しています。
さらに、4月からは緊急事態宣言による自粛要請に伴って休業する生花店も増え、花の価格低迷によって市場運営や生産者へも大きな影響が出ています。
このような中、農林水産省では、家庭や職場に花を飾って楽しむ「花いっぱいプロジェクト」を実施しています。
また、日本花き振興協議会からは、母の日を1日だけでなく1ヶ月間に分散する「母の月」として、花の利用を呼びかけていく取り組みについて発表されました。

農林水産省「花いっぱいプロジェクト」

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/hana-project.html

日本花き振興協議会『MAY is MOTHER’s MONTH 今年の5月は「母の月」』

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000057186.html

オーガニックフラワーを扱う花屋さんでも、物流の混雑を避けるために既に母の日ギフトの配送を始めていたり、家庭でお子さんも一緒にフラワーアレンジを楽しめるセットを販売されたり、制限のある中でも様々な工夫や提案がされています。また、生産者さんも、一般の方への直販や、直送での卸売に対応されている方もいらっしゃいます。

生産量や種類の限られるオーガニックフラワーは、これまでも特定の日に特定の花を大量に揃えることが難しく、母の日などの対応は一般栽培の花材も組み合わせて行われてきました。
一方で、本来の自然の姿を思うと、その年の気候などにより、花は必ずしも毎年同じ日に咲くわけでもありません。

母の日は、国民的行事として定着していて、花業界にとっても大きなイベントですが、作り置きの出来ない生花は、作業が一時に集中してしまい、大変な労力がかかっている一面もあります。
現在、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保する取り組みが行われていますが、特定の日にこだわりすぎずに時間的な分散も意識することは、負荷集中を避け、無理のない働き方や、よりよい状態のお花の流通にもつながるかと思います。

春から夏にかけては、1年の中でも一番花が豊富な季節です。
ぜひ、色々な旬の花を、ギフトに、そしてご家庭や職場で楽しんでいただけたらと思います。

オーガニックフラワー取扱店

詳細は、各お店や生産者さんへ、直接お問い合わせください。

◆花屋・フラワーデザイナー
オーガニックフラワーショップ わなびや(東京都豊島区)
Musee de Hanna(ミュゼドハンナ)(東京都板橋区)
botanic anthology(ボタニックアンソロジー)(東京都港区)
緑の居場所デザイン(東京都港区)
リトルリオンリリイのお花やさん(神奈川県鎌倉市)
Brindille(ブランディーユ)(東京都世田谷区)
clap, clap,claps(クラップクラップクラップス)(埼玉県所沢市)

◆園芸店・ガーデンデザイナー
Koho Herb & Garden(東京都国分寺市)
Pure Potager(ピュアポタジェ)(北海道札幌市)

◆観光・体験
NAKAI ROSE FARM(東京都港区)

◆花生産者
吉垣花園(神奈川県川崎市)
三宅花卉園(千葉県茂原市)
Suki Flower Farm(長野県佐久市)
横山園芸(東京都清瀬市)
FLORAFLORA(フローラフロラ)(千葉県館山市)